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カスタマイズ [仕事]

私は、ツールを使いやすいようにカスタマイズするのが好きで、趣味レベルになっていたりするんですが、PhotoShopにこんな機能があればいいなぁ~とか、こんな操作体系になってれば楽だな~なんて思うことが多いです。少し前には、カスタマイズできるソフトウェアキーボードを使っていましたが、カスタマイズキーボードのDX-1を使うようになってからは、キーの組み合わせで処理を振り分けるようなことができるといいなぁ・・・と思っていました。

そんな時に、凄く手軽なスクリプト言語を知りました。AutoHotKeyというソフトです。海外のソフトなのですが日本語の解説サイトもあるので、英語が苦手でも不自由は無いです。

ソフトの名前からもわかるように、キー入力を感知してそれに応じたスクリプト処理が実行される仕様なので、キーカスタマイズソフトとしての使い方が主な用途です。ただ、本格的なプログラミング言語レベルのコマンドがあるので、普通のキーカスタマイズソフトでは実現不可能な処理も楽々こなします。

特定のプログラムがアクティブな時だけキー構成を変更したり、ウィンドウ内のコントロールオブジェクトにメッセージを送ったり、ファイル操作やシステム情報の参照、GUIウィンドウを作るなんてことまでできます。動作もキビキビ軽いですし、これ一つで何でもできそうな可能性を秘めています。

私はPhotoShopを使うとき、Shift-Xで描画色と背景色を切り替えて、線画を描くときに消しゴム代わりに使っています。普通の消しゴムは広い範囲を消す為に使って、ホワイト処理みたいな細かな部分の修正を背景色に切り替えて消すという感じです。ペン先サイズを維持したまま消しゴム感覚で使えるので重宝しています。

しかし、背景レイヤーでは問題ないのですが、通常レイヤーの時は使いにくく感じます。純粋な消しゴムではなく、背景色で塗ってるだけなので、消す感覚で使うと下地が背景色で隠れてしまうからです。

ペン先のサイズを維持したまま、消しゴム機能にする方法が無いか探していると、ブラシの描画モードに「消去」があることに気づきました。ショートカットは Shift+Alt+R なので、これをDX1に定義すればワンキーで手軽にブラシサイズ消しゴムが使えると思ったのですが現実は甘くありませんでした。

背景レイヤーでは「消去モード」は使えないのです。透明領域が描画ロックされてるレイヤーでは消去モードは選択できないのです。これでは、背景レイヤーの時はShift-Xを使い、レイヤーに描く時は「消去」モードのキーと使い分けなくてはいけません。使いにくいです。

そこでAutoHotKeyです。Alt+XのキーをDX1に定義。このキーを押したら、Shift+X を送信し、その後Shift+Alt+R を送信します。背景色切り替えと消去モードの変更を同時に変更するわけです。消去モードが使えなくても背景色で塗りつぶせますし、消去モードが使えれば普通に消すことができます。

しかし、消去モードと通常モードはトグル動作ではないので、AutoHotoKey内の変数を使って状態を記憶、消去モードが実行された後は Shit+Alt+N で通常モードを送信するようにします。

あとはSpaceキーに常に手をかけている状態では、Spaceを押しながらショートカットを押すと第二の機能が使えるようになると便利そうです。普通にブラシキー(B)をおすとブラシだけど、Spaceキーを押しながらブラシキー(B)を押すと鉛筆とか。Spaceキーはシフト系のキーでは無いので普通は無理ですが、AutoHotoKeyを使うと実現できます。

PhotoShopのショートカットキーカスタマイズは便利ですが、定義できるキーに制限が多いのと、ショートカットが固定されている機能も多いので、AutoHotKeyを使うと細かなところまでカスタマイズできるようになるので環境が激変します。

ジョイパッドの検出もできるので、昔作ったJoyPadCommanderみたいなツールも作れそうな気がしました。サポートツールも豊富で、GUIをデザインできるツールや、アプリケーションのコントロールオブジェクトの名前を調べるツールもあって素晴らしいです。(でもPhotoShopは独自のパレット使ってるので、外部からパレットをコントロールするのは難しそうです)

海外ではこんな凄いツールが発表されていたんだなーと感激です。
プログラムを少しかじったことのある人なら簡単に使えると思うので是非使ってみてほしいです。


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コメント 2

ゆざいちょ

photoshopの設定にもこだわるのから、デスクトップの改造なんて手を出した日には大変な事になりそうですね…
by ゆざいちょ (2006-10-04 00:00) 

よしお

>ゆざいちょさん
そうですねーカスタマイズしすぎると、その環境以外では使えなくなってしまって、ソフトが仕様変更したときについていけなくなったり、再インストールしたとき元の環境に復帰するのに苦労しますね。

そのジレンマはいつも感じていて、しばらくしてカスタマイズして手に馴染まない部分は標準状態に戻しています。こんなことをいつも繰り返してますねー

そんなわけで、デスクトップのカスタマイズとかには手を出さないようにしています。
by よしお (2006-10-05 01:41) 

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