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久々のblog更新(天使の皮をかぶった悪魔編) [生活]

私に与えられた、まるで天使の使いのような「抗生物質」という夢の薬。これさえあれば、この後の仕事を続けるのも不安は無いと近年の医学の進歩に感謝していた私は、その後に天使の裏側に潜む凶悪な悪魔の顔を知ると同時に、天国から地獄へ転げ落ちていく自分の未来が見えたような気がしました・・・

抗生物質の効き目は凄いもので、私の体調は健康な時とまったく変わらず、仕事もまったく問題ないという気持ちに満ち溢れていました、ただwikipediaの抗生物質の説明には、少し気になることが書かれていました。この薬は非常に良く聞くので患者からの人気も高く、医者もよく売れるので処方を乱用しがちだが、この薬には予期できない危険な副作用があると書いてありました。

 

抗生物質は菌が生きるのに必要な成分をブロックして死滅に追い込むわけですが、それによってバイ菌はあっというまに減少するのですが、私達の体を普段から支えている善玉菌と呼ばれる体の調子を整えてくれる菌も一緒に死滅させてしまうのです。乳酸菌やビフィズス菌、納豆菌等の発酵を助ける菌などが有名ですが、それ以外にも沢山の菌が私達の体に足りない栄養素を作って体の調子を整えてくれています。さらに体に何の影響も与えない菌もかなり沢山いるそうなのですが、これらの菌も重要な役回りがあって、悪玉菌が侵入しても菌の数の力で必要な栄養素を奪って悪玉菌の繁殖を抑える役割があるそうです。こういった菌の多くが抗生物質で死滅すると、体内には菌が物凄く少ない状態になるのですが、そこで薬の投薬を辞めた時、残った菌がどのように繁殖していくかはまったく予測できないので、最悪体内が悪玉菌で埋め尽くされて新たな病気に侵される恐れがあるそうです。

さらに抗生物質を飲み続けていると、その抗生物質に対して耐性を持つ進化した菌が生まれる可能性があり、それが病原菌だった場合は、その菌が体中に蔓延するだけでなく、その凶悪な菌の媒体になった人間の生活圏を中心に外に向けて凶悪な菌をばらまいてしまい、世界的な問題に発展する恐れがあるかもしれない可能性もあって、そのため良識のあるお医者さんは抗生物質を長期間処方することは無いらしいのです。

この、「長期間」というのかがどのくらいの期間なのか書かれていなかったので、私の頼みの綱ともいえる抗生物質はどれぐらいの間、処方してもらえるのだろうとドキドキして経過を見守りながら仕事をしていたのですが、3回目ぐらいの診察で血液検査の結果が正常値に戻ったということで、あえなく2週間程で抗生物質の処方は止まってしまいました。

しかし、薬を止めてもしばらくは傷みが無かったので、菌がいなくなって胃痛の原因が消えたのかと思い、やはり薬に頼ってばかりではダメだと思って、それからは体内の善玉菌を増やそうと納豆や乳製品、ヤクルトとかヨーグルトとか、体に良い菌が含まれてそうなもの中心の食生活を心がけていました。

結局、心配するほど胃の痛みは無く、残すは内視鏡検査のみという状態になり、いよいよ病魔の顔を拝みに行くときが来たかと私は最終決戦の時を迎えるRPGの主人公のような気分で内視鏡検査を受けに病院に向かったのです。

 

いよいよ、私の病気の原因を作ったラスボスとの対面。私はついにこの長き闘いに終止符をうつときだと決心していました・・・


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