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入院日記(後編) [生活]

三日間の胃液検査で結核菌が検出されなかったので、ついに2013年1月11日に一般病棟に移りました。今までの広々とした個室から、ギュウギュウ詰めの6人部屋です。イラストは病室で描いたスケッチに軽く色を置いたものです。右上の機械はナースコールをする装置です。


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部屋は狭かったけれども、ベッドに寝た状態で大抵の場所にアクセスできるので、以前に入院した4人部屋よりは快適に感じました。ただ、ベッドの稼働が電動式じゃなくて手動のハンドル式だったので、朝起きてはハンドル回してベッドを起こし、寝る前にもハンドルをせっせと回して寝る準備していました。点滴を腕に付けながらの作業なので凄く面倒でした。

一般病棟になると、他の患者さんに気を使うので、夜にライトとか点けれませんから、眠れないときが凄く辛かったです。どうしても寝れないときは点滴台と一緒にトイレに行って、そこで小説を読んでました。当初は6人部屋の中で私が一番の新参患者でしたが、他の人は一週間もしないうちに次々と退院してしまうので、すぐに一番の古参患者になってしまいました。

いろんな患者さんがいましたが、大抵はお酒を飲みすぎた急性すい炎の人が多かったです。心臓病の人もいましたが本当に苦しそうで大変そうでした・・・話に聞き耳を立てていると、どうやら心臓の手術をすることになったらしいんですが、手術のことを考えると不安で動機が激しくなり、それが原因で心臓が痛み出し、そのせいでますます不安になるという悪循環で、何度も看護師さんに心臓の薬を出してくれと頼んでいたのですが、先生が許可を出してくれないので必死に不安と戦っている感じでした・・・心臓のことから気を紛らわそうと夜にライトを点けて本を読んでいると、隣の急性すい炎の患者さんが眩しがって怒鳴り出すので、本当に人間関係にヒヤヒヤしながら生活していました。

当初は一般病棟に移ったら点滴も終了するはずだったんですが、胆嚢炎の炎症が治まっていないので点滴続行となり気分が落ち込みました・・・結果的に退院までに点滴針は16回刺されまして、失敗した回数を加えると20回以上点滴針を刺されました。

退院直後までは比較的体調は良かったんですが、退院一週間前ぐらいにお腹が張ってきて便秘のような症状が出て食欲が激減。数日間まともに食事もとらず腹痛でうめいていました。数日後に下剤を処方されて、何度もトイレでふんばって、ついに腹痛が改善した時は本当に嬉しかったです。

しかし、結核菌が検出されなくなっても、まだダメージを受けた腸の状態が改善されていなくて、今後も定期的に腹痛が襲ってくるのではないかと思うと不安がよぎりました。

退院が決まったのは1月25日で、退院の前日から点滴が外されて自由に動けるようになった時は凄く嬉しくてソワソワししまいました。その後、病室でノートPCを使って退院後にblogにアップする文章を書いて、時間をつぶしていました。

退院当日は体重が55kgまで落ちていて驚きました。荷物を棚から下ろそうとパイプ椅子を梯子替わりに乗ろうとしたら、足の筋肉に力が入らなくて倒れそうになったのはショックでした。慌てて看護師さんが体を支えてくれて、なんとか荷物を降ろしましたが、そうとう筋肉が衰えていてビックリしました。

退院後は父や弟と回転寿司で食事して自宅に戻りました。

久々の自宅にホッとしたものの、冷蔵庫の中の食べ物がかなり腐っていました。ポテトサラダは異常な臭いを発していて、レタスは野菜保存袋の中で溶けていました・・・

もう入院はコリゴリですね。これからは健康に気を遣って生活していこうと思います。


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