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10周年 [生活]

ホームページを立ち上げてから、とうとう10年が経ちました!
ここまで来れたのも、応援してくださった皆さんのおかげです。
本当にありがとうございました。今後ともよろしく御願いします。

長いようで短い10年でした。
初めてインターネットに触れた時の衝撃は忘れられません。
パソコン通信とは全く違う広がりを感じました。コミュニティーごとの閉塞感も無く、ハイパーリンク(死語だ・・・)で誰とでも繋がっていける無限の広がり。文字だけの世界から、画像も等価に扱える先進性。凄い世界だと驚きました。

インターネットで自分の絵を発表して、数日もしないうちに多くの人からメールをもらったのも驚きでした。パソコン通信時代にも絵を発表していましたが、メールなんて1年に1~2通来る程度。それが1ヶ月もしないうちに数十通届くようになり、1年後には仕事をもらえるようになり、3年後には会社を辞めてイラストレーターとして生活できるようになりました。

それから7年が経過して、インターネットは完全に市民権を得て、今や誰もがネットで情報発信する時代になりました。

以前は「ネットの世界は広いけど現実の世界に比べたら、まだまだ狭い世界だなー」なんて思っていましたが、今は現実を映す鏡と言えるまで大きくなっていて圧倒されます。数年前にブログが普及して、いろんな人の考え方を知ることができるようになって、世の中の広さや大きさを改めて実感し、自分の人生観も大きく変わった気がします。

昔から自分は、苦しい環境から這い上がってきたつもりでいたんですよね。家庭環境は悲惨で常に貧乏だったし、夢を目指せば親から勘当され、普通の会社員しながら絵の勉強して、会社ではお客からのクレームに悩まされ、帰宅してから絵を描き続け、2時間仮眠して会社へ行く(次の日は爆睡してましたが・・・)なんてことを10年ぐらい続けてきて・・・

親の金で美大に入学し、仕送りで遊びながら勉強し、苦労もなく絵を描く仕事に就いたような奴らに負けたくない・・・そんな怒りの気持ち、負のパワーで生きてきたところがあります。

実際、会社員時代にパソコンの設置サービスをしに、お客さんの家に伺ったことがあります。綺麗な一軒家で、出迎えた奥さんから子供部屋に通されました。私の6畳一間のアパートより広い8畳はあろうかという子供部屋・・・。買ったばかりのパソコンを箱から出してパソコンデスクに設置してくれと言われました。箱から出して、キーボードとマウスを付けて、ディスプレイを繋げ、ACコードを接続して電源ON・・・奥さんから設置料を数千円頂く。奥には息子らしき子供が立っている・・・

奥さんが喜々として息子の自慢話をする。ゲームが大好きで、ゲームを作る仕事がしたいというから、パソコンを買い与えてあげた・・・これからゲームの専門学校に通わせるらしい・・・将来はゲーム会社に就職させる・・・

私は笑顔で相づちを打ちながらも、心の中では怒りが沸々と込み上げてきました。ゲームを作りたい奴が、パソコンを箱から出すことすらできないのか?全て母親におねだりして夢かなえるのか?家庭が裕福というだけで、こんな奴でも簡単に好きな職業に就けるのか?

毎日10時間以上働き、家賃を払い、生活費で給料が消えていき、睡眠を削って絵を描く時間を作る自分・・・実家暮らしで、部屋も食事もタダ、時間を好きなだけ趣味に注ぎ込める恵まれた子供・・・

この理不尽さを目のあたりにして、その怒りを絵にぶつけたことを覚えています。

でも、最近ニート問題とか報道されたとき、真っ先に思い出したのがこの家庭のこと・・・どう考えても彼の人生はニートになりそうな状況。親の過保護・・・自分で何もできない・・・引きこもりに絶好の部屋・・・競争の激しい希望職種・・・つぶしのきかないゲーム専門学校・・・脱落すれば先に待つのは厳しい現実。

確かに彼は、物質的、金銭的にも恵まれた環境だったけど、果たして本当に恵まれていたのか?・・・そんな疑問を感じるようになり、ニートの人のブログを読んだりすると、やはり恵まれていた分、大きな苦悩を抱えていて、厳しい現実に立ち向かわなくてはいけないことを理解できていても、その温い環境から抜け出せない悲痛さが伝わってきました。

そう考えると、今までの自分の不遇な環境というのは、逆の意味では財産だったわけで、本当に恵まれているのは自分のほうだったんだろうか?と思ったりするようになりました。

そして、人のブログを渡り歩いているうちに、自分よりも悲惨な家庭で苦しんでる人も多く、特に親が働かなくて家庭を支えてる人とか見てると・・・堅実すぎるうちの父に感謝の気持ちでイッパイです。

この十年、自分自身を見つめ続けて感じたのは、清貧なライフスタイルが自分に合っているなーということ。贅沢な生活は自分には合わないんです。昔から貧乏だったせいか、舌は安い味のほうが落ち着くし、時代はエコですから狭い部屋のほうが光熱費が低くなって罪悪感少ないんですよね。でも毎日パソコン使うので電気代は月に1万円ぐらい使ってますが・・・ 

なんかいろいろと心境を吐露してしまいましたが、今後は次の十年を目指して頑張っていきたいと思います。これからも応援よろしく御願いします。


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濱口よしたか

10周年、おめでとうございます。(^^)
パソ通で拝見していらい、時々見に来ております。

私は生活と仕事に追われて、ほとんど描かなくなってしまいましたが、これを読んで"甘え"だったんだなぁ、と反省してます。
GWにまとまった時間作れそうなので、再起動にチャレンジしてみます。
by 濱口よしたか (2007-04-15 18:54) 

よしお

>濱口よしたかさん
お久しぶりです。時間作るのはしんどいですよね。私も、会社を辞める時期が数週間遅れたら、フリーにはなれなかったかもしれませんでした。そうなると会社内での責任も増し、絵を描く時間が無くなっていたと思います。

無理に時間を作ると体を壊しかねないので、本当に余裕がある時に頑張ってほしいです。私は自動車の部品工場で働いてた時期もあるのですが、ドリル剥き出しの工作機械を操作してるころは、巻き込まれて死んだ人もいると聞かされたので、この頃だけは絵を描くのを止めて、仕事に専念してました。(あまりに残業が多くて1年で逃げましたが・・・)

無理しすぎには注意してください。
by よしお (2007-04-15 19:17) 

一徳

10周年おめでとうございます。気持ちを奮い立たせたい時には
絵を拝見しに来てます。今後も変わらずそうして行きたいです。
また印刷状態でもいろいろ拝見させて下さい。

子供の頃の体験は感受性の強さからか凝縮された濃い体験として
貴重ですね。私も子供の頃に苦しい時間がありましたが結果的に
今の職に繋がってますので後悔どころか当たり前のあるべき時間
の様に感じてます。

あしたのジョーの金竜飛は矢吹丈に敗れていますので、過去の重さ
はあくまでも自分を支える土台のひとつとして活用して行きたいですね。私は最近の時間ばかりを見過ぎていろいろ忘れてかけている
のかもしれないなと思いました。

p.s
も、文字と背景がほぼ同じ色で見辛かったです。
うちの設定かもしれませんが…(@_@)
by 一徳 (2007-04-16 11:59) 

よしお

>一徳さん
記事書込んだあとに、So-netブログがスタイルシートの編集機能が付いたことに気付いて、HPのバナーを表示しようと、いろいろいじってました。その時にブログ見たのかも?今も見辛いでしょうか?うちでは、IEやFireFoxで表示して確認しているんですが、どちらも普通に見れますが、Macにはサファリとかありますし、違って見えるのかな?

・・・昔は、自分一人で苦労してると勘違いして、熱くなって突っ走っていましたが、最近は変に物わかりが良くなって、一歩踏み出すにも考えすぎてしまうところがあります。10年前の自分に戻りたい気分になることもありますねー
by よしお (2007-04-17 03:18) 

一徳

MacのIE5.1.7では灰色背景にやや明るい灰色です。
Netscapeの7.02ですと黒背景で画像は途中まで表示されてまして
文字は見えない状態です。

相方のMacでも見てもらいましたがブラウザも同じせいか
症状も同じです。ウインドウズの方はどう見えるのでしょうかね。
by 一徳 (2007-04-17 19:03) 

よしお

あ、OS9でしたか・・・IE5やネットスケープ7はスタイルシート表示の不具合が多いようですね。バックグラウンドの色を、暗くしてみました。MacはOS XだとPainter6使うの難しいから、新しい環境に移行するのが大変ですね。intel Macに完全移行したらクラシック環境も使えないから、実質Painter8以降でないと起動しなくなるのかな?
by よしお (2007-04-17 23:14) 

一徳

Painter6でがんばってますが今後の事は窓も考慮しつつでそろそろ考えねばと思っております。
背景暗くして頂いたおかげでばっちり文字も見えます。@v@)Y
お騒がせしました〜。
by 一徳 (2007-04-17 23:41) 

yocky

お久しぶりです。

今日の日記は強く共感してしまいました。
何度も読み返してしまいました。

自分も色々な事情で絵の学校に通いたくても通えず、
新聞配達しつつ普通の学校いきながら無理に描いていた時期があり、
全く同じ事を考えていました。

そのせいか昔の絵を見返すと、(今も置いてある鉛筆画なんですが)
怨念のようなものを感じます 笑
今思い返すと絵は、誰にも習わなくて良かったと感じてます。

あと、自分もよしおさんと同じくゲーム会社の人からお声がかかってこの仕事が
出来るようになったのですが、これはやっぱりネットのお陰と言うか
ラッキーだったんだなぁと思います。
こればかりはひたすら感謝というか、忘れられない思い出です。

これからもガンバってください。
by yocky (2007-04-18 09:08) 

Yocky

追記なのですが、ペインター10は水彩の具合とかが
6に近くなり、いい感じらしいですよ。
寺田さんも乗り換えたとブログでおっしゃってましたー

自分も缶パッケージ買いましたが、
忙しくまだインストールしてません、、
by Yocky (2007-04-18 09:11) 

Mitsuhiro Arita

はじめまして。

よしおさんの絵はデビュー前から時々拝見させていただいています。
マニアックですがよしおさんの描かれる手が凄く好きだったりします(^^;
一徳さん、Yochyさんの絵も拝見していますが、
上手い方は皆さん苦労して来てらっしゃるのですね。
今日の書き込みを読んで、及ばずながら苦しかった時期を思い出しました。

ペインターですが、私も6以降のバージョンアップになじめず、
ずっと窓使いではあるのですが、OSもハードも規格が変わっていくので、
永続的に6を使える環境を維持することは無理だし、と、思っていましたが、
10の体験版を使って、ようやく乗り換えに踏み切ることが出来ました。
(中途半端なバグは多いですが、落ちたりファイル壊れたりは今のところ無いです)

多少でもバグが取れていることを期待したのですが、残念ながら
体験版も製品版もプログラムのバージョンは同じらしいです。
なので、もし体験版をインストール済みであれば、シリアルを入力するだけで
そのまま製品版として使えますよ>Yockyさん

初書き込みで長文失礼いたしました。
今後もご活躍を応援しています。
by Mitsuhiro Arita (2007-04-20 08:36) 

よしお

>yockyさん

仕事しながら絵を描くと、自分の限界を思い知らされるというか、自分は1日にこれしか描けないのかと落胆して、もっと能力を上げたいと足掻いたように思います。会社で稼いだ給料も、時間を買う為に使っていると感じました。自炊すれば節約はできますが自分の時間は無くなるし、時間を作るために外食や弁当を買って描く時間作るとか・・・ただ学校で絵の勉強をすることは否定するつもりは無いんです。やはり人から教わったからこそ生まれるものってあると思います。美大出身の人でも、自ら働いて学費を稼ぎ、卒業した方の話しを聞いたことがあって、その努力には頭が下がりましたし、私にはできないと感じました。やはり、自分で稼いだお金だからこそ、元を取ろうと必死で勉強したんだと思います。人それぞれの生き様があるから絵にも個性が生まれるんでしょうね。


>Mitsuhiro Aritaさん

今思うと、家庭環境の事情は特殊なんですが、それ故に人の情けに甘えてきたところもあって、何を持って苦労したと言えるのか、わからなくなっています。今の仕事で役立っているのは、子供の頃の苦労よりは、社会に出て仕事で学んだことのほうが大きいですし、仕事の苦労なんて働いている人は誰もが経験してることですから・・・ただ、若いうちは苦労は買ってでもしろということわざは名言だな~と思いますね。

PainterXの情報ありがとうございます。すっかりPhotoShop中心だったので、発売始まってたのを忘れていました。ミーティングで久々に外出したのでアップグレード版購入してきました。あまり派手なバージョンアップが無かったように思っていたので、バグフィクスの為だけに約3万円の出費は高いなーと感じていましたが、使って見ると使い勝手が良くなっていて、かなりイイですね。ちょっと驚きました。新しいブラシカーソルが凄く良いです。視認性に優れていて煩くない。平たい筆でも円形でサイズを知らせてくれるので、サイズパレットでブラシサイズを確認する必要が無くなりましたね。古いブラシゴースト機能は使いにくいし、標準カーソルはサイズがわからなかったので、これだけで気持ち良く描けます。PhotoShopのブラシカーソルも使いにくいのでかなり魅力的です。あとブラシサイズを変更しても最小サイズが固定されてるのが嬉しいです。デジタル水彩もいい感じですね。またペインター触りたくなってきました。いろいろと情報ありがとうございます。
by よしお (2007-04-21 14:42) 

Mitsuhiro Arita

絵の個性は生き様の反映、というのはよく分かる気がします。
名前は失念しましたが海外の画家で、家がお金持ちでなんの不自由もなく趣味のように絵を描き続けたという人がいて、その人の絵は生活の苦労を知らなかったからこそ、このようにただひたすら煌びやかなのだ、という解説のついた絵を美術館で観たことがありました。

PainterX、使ってみないと判らない改良点が多いような気がしますね。
私はずっとブラシサイズをサイズパレットで変更する派だったので7で大きくインターフェースが変更されたときに、サイズと不透明度と粗さを表示させるだけで大きく面積を取られ、それだけで嫌になってしまいました。それ以前も以降も、ショートカット+ドラッグでのサイズ変更も何度挑戦しても馴染めなかったのに、Xに乗り換えてからを試してみたらあっさり馴染んでしまったのですが、ブラシカーソルの改良のお陰もあったのかも知れません。
作業領域マネージャーも便利です。カスタマイズの状態を保存して切り替えられるのですが、ブラシやテクスチャーも、使わないと思う物だけを個別に非表示して置くことが出来たり、シンプルに使うことが出来るようになってます。
私は缶パッケージ版を購入したのですが、おまけのDVDの中に試してみたいことが色々あって面白かったです。
どうやってこれを見落としたの?みたいな苦笑いしてしまうようなバグが無ければ、もう少し評価されたと思うのですが…(笑。
by Mitsuhiro Arita (2007-04-22 00:00) 

ryo

はじめまして。2・3年ほど前からちょくちょく来させてもらってます。
10周年おめでとうございます。これからも頑張ってください。

今日この日記を見れて良かったと思っています。
自分は高校3年の頃にバイトをして自分でパソコンを買って、専門学校の学費も貯金やバイトの給料でやりくりするなどしていました。
専門学校のクラスメイトにはパソコン・PhotoShop・Painterなど親に買い揃えてもらってる人が多数いました。(専門は金持ちが多いんでしょうかね^^;
自分はこんな連中には絶対負けんとか毎日必死に勉強とバイトをしていたのを思い出しました。笑

自分の通っていた専門学校ではアプリケーションソフトなどの使い方なんかがほとんどで絵に関して素人の自分には少々役立たないかもと思うようなことがありました。でもデッサンの授業があったのはとても助かりましたしやっぱり専門学校には行ってよかったと今でも思っています。

この日記を読んで当時の自分の反骨心みたいなものを思い出しました。笑
なんだか長文になってしました。すみません;
では失礼します。
by ryo (2007-04-23 00:52) 

よしお

>PainterX
使う筆を変えるだけで絵柄も変わってきますし、一見使いにくいと思った筆でも、使い所を見つけられれば急に使用頻度が上がったり、奥が深いソフトだなぁーと思います。最近はシェアウェア等でペインターと似た使い勝手で、動作も軽く描き味も優れたソフトが多く出てきたので、よりリアルな画材シミュレーターの路線を突き進んでいくのでしょうね。10年後も第一線のソフトであって欲しいです。

>ryoさん
みなさん苦労してますねー 私も高校の頃にバイトしてましたが、当時はパソコンなんて無かったので普通に遊ぶ金欲しさでバイトしてました。そういう意味では、私はバブル世代の直前に就職したので、今の就職難で苦しんでる人から見れば恵まれた人生なのかもしれません。ということは、私のHPを見ながら反骨精神を燃やして勉強している若い人もいるわけで、知らないうちに反骨精神を芽生えさせる側の人間になっているのかも。気を抜かずに日々精進していかないといけませんね・・・
by よしお (2007-04-24 00:47) 

富由

ハンドレッドソードからのファンです。
今回の日記は心に響きました。
私も善夫さんと似たような境遇でした。もう10年も前ですが学校に通うこともできず悔しい思いもしました。今でも絵を描き続けていますが、友人知人にまだ諦めてないのか?と鼻で笑われます。
若いころに絵やデザイナーや音楽の世界を夢見て進学し、卒業と同時に無理でしたと諦めた奴等に言われたくないと腹が立ちます。
友人たちはギターも絵も嫌いになったしまったようです。
ですが私も学校に通っていたら、同じ様になっていたかもしれません。
夢を見て燻り続けながら生きるのと、諦め違う人生を生きるのとどちらが良いのかわかりませんが、今、絵を嫌いにならず描き続けていられるのは幸せと思います。
これからも活躍を期待してますね。
私も今日は寝不足で仕事になりそうですががんばります。
by 富由 (2007-04-25 04:08) 

よしお

>富由さん
私もサラリーマン時代は馬鹿にされました。今でも覚えてるんですが「お前はニワトリだ。羽があれば夢に向かって飛べると勘違いしてるみたいだが、ニワトリは空を飛べないんだぞ」と上司に言われました。面と向かって言われて頭にきましたね・・・

逆に、同僚が会社を辞めて、ゲーム会社に入ったと報告に来たことがあって、あからさまに「俺はクリエイターだ、お前らまだツマラナイ仕事してんのか」と言われたときはカチンときて口論になったこともあります。

今になって思えば、夢を追うことに酔ってしまうと、サラリーマンという堅実な生き方を見下してしまうものですね。会社の歯車になりたくないとか言ったりして・・・やはり、人を見下せば自分も見下されるのは当然だし、普通にサラリーマンとして生きるのだって大変なことだし、簡単に夢をあきらめたように見えても、深い事情があって涙を飲んで堅実な道を選択した人もいるでしょうし・・・

上司が言った言葉も、今考えてみれば、若さという翼があっても、羽ばたき続ける持久力が無ければ高く飛ぶことはできないし、夢を実現する力があるなら、今の仕事を完璧にこなしてから夢を語れ・・・という意味だったんだろうなーって思います。(当時は遅刻やミス連発してたので・・・イヤミ言われて当然でした)

なんだかんだで、厳しい言葉のおかげで頑張ってこれたところありますし、励ましの言葉だけでは、自分を厳しく見つめ直すことはできなかったと思います。そういう意味で、厳しい言葉を前向きにとらえてバネにしていく姿勢が大事ですね。
by よしお (2007-04-27 07:05) 

ガンツ

10周年おめでとうございます!
僕も何年か前から時折拝見させていただいております。
comicもすごく続きが気になります・・・。
僕も絵描きを目指して頑張ろうと思います。既に人体から始めてますが(笑
お忙しいのでしょうが、これからも描きまくってください!応援しています。

ところで、皆さんが6の水彩水彩と連呼されているようなのですが
そんなにも使いやすかったのでしょうか?また10になってそれが復活的な事を書かれていますが
水彩とデジタル水彩がありますよね?皆さんはどちらの事をおっしゃっておられるのでしょうか。
by ガンツ (2007-04-30 01:00) 

よしお

>ガンツさん
書き込みありがとうございます。comicはいずれ続きをえがきたいなーと思っていますが、なかなか先に進みません。期待してくれて嬉しいです。

painter6の水彩は、今のペインターでいうところの「デジタル水彩」が一番近いです。コーレルがペインターの権利を買い取り、新しく作り直したのがPainter7で、このときに従来の水彩ブラシをまったく違う描き味に変更してしまいました。

日本のペインター愛用者は水彩ブラシを使っている人が多かったので、かなりのブーイングと買い控えが起こりました。

そこで次のPainter8では以前の水彩に似た描き味の「デジタル水彩」というブラシを追加しました。しかし急いで機能追加したせいか、バグが多くてまともに使えないものでした。Painter9で、かなりバグは取られたようですが、今回の10で目立った不具合の多くは解消され、やっと使えるブラシになったということかもしれません。

私は、あまり水彩は使っていないので細かなことはわかりませんが、描き味を比べてみると、かなり似ているけれど厳密には違う描き味のようです。水彩を使ってる人の本音としては、Painter6の水彩が一番なんだと思います。

しかし、Painter6は古いソフトなので、最新のOSでは上手く動きません。WindowsXPで動かすには、いろいろと情報を集めないと起動すらできないです。

Macintoshはもっと深刻で、古いMacOSでしか使えないので、OS-X上で動かすにはClassicというエミュレーター上で動かすことになります。しかしタブレットドライバとの相性があるようで使い物にならない人も多いようです。またIntel MACにはClassicがないので、新しいMacではPainter6は使えないということになります。

やはり一度手に馴染んでしまった道具には愛着があるんだと思います。私は水彩は使っていませんし、古いPainterは使いにくい部分も多いですから、あまり過度な幻想を持たない方が良いと思います。
by よしお (2007-04-30 12:56) 

さとぴー

10周年おめでとうございます。
高校を出たらすぐ働く必要があったので、美大に行くことができた人をうらやんだ事が私もありましたが、受験しても私だと落ちていたかも。

今はらくがきしかしていないのですが、この記事を読んでちゃんとした絵を描きたくなりました。

ほとんどのぞくだけになるかもしれませんが、影ながら応援しています。
by さとぴー (2007-04-30 18:11) 

ガンツ

よしおさんの絵や漫画は独特な感じが合ってほんとオリジナルへと進化していってるように見えて眩しいです。

詳しく有難う御座います。
そんな歴史があったんですね・・・。絵を描く上では一度使ってみたいなと思ったんですが、
思い過ごしであって、用は自分に合った物と言う事ですね。
なるほどー奥が深い。
by ガンツ (2007-04-30 21:35) 

よしお

>さとぴーさん
確かに、学校に通うと自分の実力が目に見えてわかってしまって、ヤル気無くなっていたかもしれませんし、何が災いするかわからないのが人生ですねー

私は高校が工業系だったので、大学に進学できる環境だったとしても美術系の大学なんて無理だったでしょうし、当時の絵のレベルでは受かるとも思えないので、無謀な進路に夢を抱ける中流家庭でなくて逆に良かったのかもしれません。

>ガンツさん
私は、PhotoShopが世に出始める頃から、ネットで絵を発表してたので、ツールに機能が追加されるのを一喜一憂しながら使っていた感じなので感慨深いものがあるのですが、最近パソコンでイラストを描こうと思ってる人は、最初から手頃な価格で機材が揃って恵まれているなーと思いつつも、複雑かつ多機能すぎるソフトに混乱して大変でしょうね。その分、低価格な発展途上のソフトも出てきているので、逆に面白いところですが・・・
by よしお (2007-05-06 00:16) 

ヒロポン

どうも初めまして。ハンドレットソードの頃から、応援させていただいております。10周年、本当におめでとうございます。
最近の若い方達は、色々な意味で恵まれ過ぎて、困ってしまっていられるんでしょうね。長く絵を描いていると、その機能ってホントにいるの?みたいな事が感覚や経験で分かりますが、まだそこ迄の経験の無いのが、若い方のイイ事なのか、ワルイ事なのか…。(うらやましい話です、本当に。)
ちなみに、私は、アナログ画材とデジタルを合わせて、作品(大したものではありませんが)を描いております。(全てをデジタルにすると、出来上がったものが、自分の目には、どうも他の方達と同じ様に見えてしまうのです。でも、逆にコレが自分に合っている様で…)
時間は掛かりますが、やはり自分に合う方法を探すのが一番かと思います。
初書き込みのクセに長文で失礼いたしました。
by ヒロポン (2007-05-11 03:35) 

よしお

>ヒロポンさん
いつの時代も、一度は道具に振り回される経験をするのが世の常なのかもしれません。漫画家になりたいと思っていた時は、Gペン、丸ペン、カブラペンと・・・何を使えばいいのか迷って全部試してみたり、いろんなスクリーントーンとか使ってみたり・・・

近くの文具屋で漫画の道具が手軽に購入できたのは、先人の漫画家の方々が市場を育ててきたおかげですね。パソコンも道具として完全に市民権を得るのに、20年以上かかっていますから、長い年月かけて人が道具を育てているんだなーと実感しますし、自分もその一端を担っているんだなーと思ったりします。

最近の都市伝説「人類は月に行っていないのではないか?」と信じてる人がかなりの数いると聞いて驚いたのですが、表層の事柄だけを検証しただけで物事を考える人が多いからなんでしょうね。

どんなに優れた技術や道具も、人間が感心を示さなければ消えていくということを最近実感しています。地球温暖化が深刻になった時、突然パソコンが消えるかもしれません。逆により進化するかもしれません。PhotoShopもPainterも人が感心を抱かなければ簡単に消えていくんでしょうね。

昔、パソコン通信で芸術家の人が、アナログとデジタルのどちらが優れているかと論争しているのを見たことがあります。ちょうどデジタルで商業作品を作る人が出始めの頃だったので、「デジタルvsアナログ」の議論が多かった頃でした。今考えると、そんなことに結論を求めて何の意味があるんだろうと思いますが・・・道具は人が使って初めて生きるわけで、それが何であれ、使う側の気持ちのほうが大事なんでしょうね。気持ちよく使える道具を選ぶことが大事ですね。
by よしお (2007-05-12 13:36) 

晴れの日

初めて書き込ませていただきます。
アーケードゲーム三国志大戦のSR蜀関羽に見惚れて、
ここに参りました。
麗しい女性のカードイラストと
例えるなら火のような、勇壮な男性武将のカードイラストしか
拝見したことがありませんでしたので、
サイトのイラストを一番上から順に拝見させていただきました時に
ぱっ、と
グラマラスな女性の絵が出てきて、
少し驚きました。
まあ、ぶっちゃた話、そうした方が好きな人間なので、
眼福でした。
長文を失礼致しました。
今後のご活躍を祈念しております。
by 晴れの日 (2007-07-14 18:14) 

よしお

>晴れの日さん
はじめまして。返事が遅れてすみません。
三国志大戦人気ですね。質実剛健な関羽はカッコイイですね。関羽を描かせてもらって本当に光栄ですし、プレイヤーの方々に気に入ってもらえたなら大変に嬉しいです。

HPの絵に関してはお恥ずかしいかぎりです(^^; 仕事のストレスを発散してるところがあります。結構、仕事で修正を何度もしますし、なかなか検収を通らないと落ち込みますし、そんな時にイライラを解消したくて描いちゃいました(^^;

メンタル面が弱すぎますね。最近はあまりストレスを溜めないように注意してますが、逆にHPの更新が減ってしまって悩ましいところです。少しづつ体質を改善していきたいです。これからもよろしく御願いします。
by よしお (2007-09-15 11:04) 

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