落ち着くのも大変

どんどん問題が吹き出してきますね。
放射能が大量に漏れたら、チェルノブイリよりも問題が大きくなるのではないかと不安です。

人権を蔑ろにして拡散を抑えたチェルノブイリと違って、放射能の中に作業員を特攻させることなんて日本はできないのですから・・・そうなったら日本は問題解決能力を失ってしまいます。

私が望むのはパニックにならないこと。この運命を受け入れること。そして、日本の未来の鍵となる女性や子供の安全を第一に行動し、男性は現状の問題を受け入れて粛々と質素な生活をしていくこと。地震に負けないという気持ち以上に、放射能の恐怖に負けないという気持ちを持つこと。

そもそも見分不相応な贅沢な暮らしを国民全体が望みすぎていたんだと思う。糖尿病になって感じたが、日本人というのは質素な生活に最適化された肉体を持っていて、過剰に栄養を供給すると体をこわす。日本人の美徳はつつましく質素に暮すこと。

日本人は内臓脂肪がたまりやすく寸胴でスタイル悪いけど、それは少ない食物から栄養を搾り取る能力が発達しているからだと感じる。一日一食にしてからは、布団で横になっていると胃が活発に伸縮し、血液がドクドクと力強く流れているのが良くわかる。懸命に栄養を絞りとっている。

日本人は、身体能力よりも内臓機能の能力を高める進化を選択したんだと思う。何万年とかけて小さな進化を積み重ねていった日本人が、たかが100年程度で身体構造が変化するわけがない。

明治時代の農民は、麦飯にお新香と汁物で朝食を摂り、夕食時では時々魚や白米を食べていたらしい。現代社会ではそこまで質素には出来ないだろうけど、今の恵まれた欧米と同レベルの生活水準は、日本という国では不向きなのではないかと感じ始めている。

今後、私たちは多くの便利さを取捨択一して、贅沢や快適さを諦めていかなければいけないと思う。